青山オフィス | 表参道駅2分、バルコニー付き居抜き空間
EDIT
>>LOCATION
青山と聞くと、まず思い浮かべるのが「みゆき通り」ではないだろうか。道沿いにはハイブランドのショップが点在し、品を備えた落ち着きある感じと、道ゆく人も、いかにもとも言う雰囲気を纏っている。そんな通りを代表する存在と言っても過言ではないのが、言わずと知れたPRADA青山。まるで宝石のように輝くこの建物は、煌びやかさや気品の高さを兼ね備え、ある意味この青山エリアを象徴するような存在でもある。今回の建物があるのは、そんなアイコン的なPRADAのすぐ裏手。表参道駅から2分という、青山のど真ん中にどしっと身を構えていた。
>>SPACE
建物は築50年ほどのレトロマンション。もはやこのエリアの重鎮とも言え、今では建物内の多くの区画がオフィス等で使われるなど、いつまでも人気の高い建物だ。
ご紹介はこの6Fにある角部屋。以前まではキッチンスタジオとして使われていた空間で、今でも大きなアイランドキッチンが主役のように置かれている。室内は3方向に多くの窓があるため、窓先の抜け感もいいし、天気のいい日中は光も入りたい放題。また、この高さまでくると、ほぼ外の音も感じられず静かで、ふわっとした穏やかな雰囲気に包まれている。奥には小部屋も付いていて、そこには独立したトイレやシャワーも付いていたりと、実はSOHOとして住めてしまうところも興味深い作りだ。
そしてなによりこの空間を語る上で外せないのは、外にあるバルコニーだろう。そこに出ると、キラリと輝くPRADAをはじめ、ぐるっと気持ちよく抜けた風景が広がる。周辺から頭2つ3つ飛び出したようなこの高さは、オールドマンションならではの旨味とも言え、見渡す風景から、改めてロケーションの良さと、ステータス性の高さを感じられるだろう。
>>WORKSTYLE
この空間では、オフィスはもちろん、自社スタジオやサービス店舗など、色々使い方のイメージはつけられるだろう。そんな前提はありつつ、個人的に面白く感じているのは、住居設備が備わっているところ。シャワーなどは簡易的だが、それでもこの部屋で住みながら働く、いわゆるSOHOという使い方も十分可能だし、この物件だからこそその過ごし方が特別に感じてしまう。なぜならここは青山の一等地。目の前はPRADA青山なのだから。
大部屋はオフィススペース、小部屋を生活の拠点として切り分けるイメージだ。朝は1秒で出社し、日中はせっせと働きながら、時には昼はこのキッチンを使って、ランチを振る舞う。また、夜はホワイト企業さながらに早々にスタッフを帰らせるといい。部屋で1人、窓越しにキラキラと光るプラダを横目に感じ、しっぽりとお酒を飲みながら、仕事の残務や新しいプロジェクトへ向けてクリエイティブな時間を過ごす。暖かい季節には、バルコニーも最高だろう。そんな寝ても覚めても青山での生活が待っている。この“ザ・青山”という立地のステータス性を存分に味わいながら、毎日を楽しく、その先の人生にもいつまでも記憶に残る時間を過ごしてもらえたら嬉しい。
EDITOR’S EYE
この物件のように、普段はなかなか住めないような立地の住居でも、オフィス兼用という形をとる事で現実的に住めてしまうのも、SOHOの面白みではあるだろう。ちなみに水回りの設備系は、以前の入居者が残したもの。オーナー設備ではないため、万が一の故障時もメンテナンスの対象外になるあるため、その点はご注意頂きたい。