神泉オフィス|完成度高いセットアップオフィス
EDIT
>>LOCATION
渋谷マークシティを出て道玄坂を登る。飲食店やカラオケなど雑多な印象の道玄坂ではあるが、国道246号とぶつかる交差点を越えてからは次第にそんな雑多感も少なくなり、落ち着きが見え始める。比較的年代物の建物が多い通り沿いだが、少しずつ新陳代謝も行われ、2023年春にはレクサスの新社屋の完成など、また賑やかさを見せ始めている。そんな神泉町交差点付近のその少し手前に、他のビルからはまだ目新しさを感じる2000年代生まれのこの建物を見つけた。
>>SPACE
募集の4F区画は、DRAFT社の設計によるセットアップオフィスとして用意された区画。その室内は、使い勝手はもちろん、内装のクオリティまでかなり完成度の高い空間になっていた。ざっとご紹介するとエレベーターホールから直接アクセスもできるモニター付き会議室が3つ、イマドキなフォンブースが2つ。40席ほどの執務スペースを確保し、その他にもリラックスできるソファスペースや社内用の打合せスペースも複数備えている。来客用と社内スタッフ用の動線とトイレへのアクセスまでもストレスフリーにレイアウトされた完璧な状態だ。
建物前には首都高が走っていて、通常であれば雑多で騒々しさを覚えてしまいそうだが、この空間を介してみると、そんな首都高ですらどこか絵になって見えるから不思議。全ての設備は新品で快適に利用できるということもあり、まるで痒い所に手が届いた気持ちよさすら感じる空間だ。
>>WORKSTYLE
この物件は、最近流行りのセットアップオフィスとは一味違う。とにかくリアル。
セットアップオフィスをこれまで複数見てきたが、どこか無理をする部分、目を瞑らなくてはいけない部分が当たり前にあった。それは家具のグレードだったり、レイアウトの強引さであったり、賃料の割高感であったり。この物件は、通常のオフィス物件と比較した際でもそういう無理が生じていないのがかなり理想的。無理はしなくて良い。目を瞑らなくてもいい。完璧に仕上げられた眼の前のオフィスで明日から働ける状態だ。
物件探しから、プランニング、什器選定、工事、そして完成まで。通常であれば、数ヶ月かかるそんな労力と時間をすっ飛ばす。目まぐるしく変化し続ける渋谷という街で働くことを考えたら、これは一つの正義。あとは機能的に作られたこのオフィスで、気持ち良いくらいのパフォーマンスを上げていただきたい。
EDITOR’S EYE
実は退去時には原状回復も不要で、クリーニングのみで済むとのこと。入居時の内装工事費用も圧縮でき、何かとお得感のある物件だと思えた。