EDIT
【平成29年12月31日までの短期契約の募集です】
最寄りは外苑前駅。青山三丁目の交差点から青山通りを背に、賑わいを見せる外苑西通りを西麻布方面へ進むと、右手に一本脇にそれる道が見えてくる。注意しなければ見過ごしてしまいそうな小道だが、面白半分でその道を入ると、すぐに緑に包まれたシルバーのボックスが見えてくる。少し奥まった場所に建ち、緑に囲われたモダンな建物だが、室内には予想もしなかった空間を隠し持っていた。
路地裏のようなアプローチを抜けた先にある扉を開けると、木の構造体をそのまま仕上げとして生かした、まるで森のロッジのような空間が広がっていた。約5Mの吹き抜けから望むメゾネットの室内や、そこに取り付けられたシーリングファンが、より雰囲気を演出しているように感じる。外に生い茂る緑もこの物件の魅力だ。南に隣接する建物があるため、日当たりは少々弱い面もあるが、晴れた日は外の緑が美しく光るだろう。ミラーガラスなのでブラインドなどで視線を遮る必要もなく、このままオープンに風景を楽しめるのも良い。1Fの床だけコンクリート下地をそのまま表しているのも面白い。ぼやっとなりがちな木の空間をうまく引き締め、どこか青山らしいスタイリッシュな表情を兼ね揃えつつも、暖みのある木の空間となっている。
この空間をオフィスにしたらと考えるだけでワクワクしてこないか。森のオフィスをイメージして、インテリアは深みのある木製で揃えても良いが、この空間にはモダンでスタイリッシュな家具も合いそうだ。スチール製の椅子や色味のある家具など、木とのコントラストを見ながらじっくり揃えていって欲しい。少しオフィスっぽさを感じる照明は、スポットライトなどで暖かみのある空間に変えてみると良いだろう。さらに吹き抜けに設置された照明レールには、青山界隈で揃えたお気に入りのペンダントライト等を無造作に垂らすのも面白い。業種によっては、1階をパブリックに解放し、2階はガツガツ仕事をするスペースに分けるのも良いだろう。青山風の山小屋スタイルというオフィスも面白い選択肢の一つではないか。
EDITOR’S EYE
コンクリートやガラスのモダンな空間が多い青山界隈の中で、このような空間はなかなか珍しいと思う。外観とのギャップも面白く、来訪者にもサプライズを与えてくれるオフィスになりそうだ。個性のある空間を求める人は、是非紹介したい物件だ。