EDIT
代官山駅から、蔦屋書店のあるT−SITE方面へ向かう。猿楽町の交差点付近に並ぶ高級レジデンスの1階に、この物件があった。
エントランスを抜けてまず目に入るのは、入居者専用のパティオ。デッキにはいくつかテーブルが設けられている。ランチやお茶をするのに全く困る事のない代官山であるが、ショッピングや遊びではなく、仕事のスイッチが入っているときは、このような静かでプライバシーの守られるスペースが用意されているのは悪くないだろう。
室内空間は、スタンダードなオフィス仕様。シンプルすぎると感じるようであれば、床の仕様や壁の色を変えるなど、少し変化を加えることをお勧めする。それでは物足りないとい感じる方は、間接照明を置いたり、思い切って照明を変えてみるとガラッと空間の印象は変わるだろう。
物件には会員制のクリニックやサロンなども入居しており、建物全体的にゆっくりとした時間が流れている印象を受ける。そんな雰囲気を受けて、空間を演出するインテリアについては、デザイン性の高い家具をいれてホテルライクなオフィスに仕上げるのも相性が良さそうだ。
せわしない都心から少しだけ離れ、自分たちの過ごしやすさを追求した働き方をする。案外、それが一番効率的な働き方なのかもしれないと考えさせられる物件であった。
EDITOR’S EYE
代官山は、渋谷、中目黒、恵比寿どの駅も徒歩圏内という好立地だ。しかも深夜までやっているカフェやレストランが多い。T-SITEに行けば本、CD,DVDには困らない。気分転換に事欠かないのも代官山で働く魅力のひとつではないだろうか。