赤坂オフィス | 風格あるヴィンテージオフィス
EDIT
>>LOCATION
東京ミッドタウンや檜町公園の緑もあり、賑わいと落ち着きを感じさせる赤坂9丁目エリア。乃木神社を背中に赤坂通りを赤坂方面へ進み、途中で右手に1本折れる。段々と静けさを感じつつ路地を50mほど進む。この建物は、突き当たり部分に立ちはだかるかの如く、ひっそりと鎮座していた。
>>SPACE
外観は経年こそ感じるが、それが味わい漂わせるヴィンテージマンション。エントランスには木箱のようなポスト、各階には緑色のドアが点在し、どこかレトロさをも演出。この建物自体の歴史は長いが、廃れたような感覚は覚えず、静かな周辺環境の演出に、風格をも感じられた。
募集は最上階5F。玄関の扉を開けると、まとまった広さを確保したL字型のメイン空間が広がる。日当たりも良く、4面採光のためかなり明るい。そして窓先からは緑も見え、なかなか気持ちの良い空間。さらに、ちょうど良い大きさの部屋が2つあり、会議室や集中ブースでの活用を考えたらぴったりとハマるので機能性もなかなかのものだ。タイミングによっては居抜きも可能とのことだが、風格のある外観とこの内装のチグハグ感は正直否めない。ぜひ、賃料の安さの恩恵に預かり、内装の改装を前提に検討してみてほしい。日のあたりも良く、窓先には緑も見えるため、落ち着きのある色合いの壁面や素材感のあるフローリングにするだけでも、かなり雰囲気の良い空間に仕上がることだろう。
>>WORKSTYLE
この物件の余裕すら感じる振る舞いの大きな要素は、坪単価12,000円台(税別共益費込)といった良心的な賃料設定。坪単価は十分リーズナブルなのに、さらに水道料金込み、おまけに都内では珍しいバイク・自転車駐輪可。といった条件はなかなかの懐の深さを感じる。また、経年による建物のヴィンテージ感も相まって、なんだか、若い子に慕われている老輩者のような安心感も感じてしまう。しかし、その余裕がありながらも奥地にひっそりと佇み、それを見せつけてくるようなことはしてこない。渋い、、これが大人の余裕というものか。
こんなにも余裕のある建物に身を委ねるのであれば、仕事に追われるという意識よりも、粛々と丁寧に、そして淡々と。静かな環境でヴィンテージな建物に包まれつつ、居心地を追求してみる。日当たりも十分に愉しみながら、質感を高めた空間でゆったりと優雅に。ぜひ、ひけらかすことなく大人の余裕を体現して働いてみてはいかがだろうか?
EDITOR’S EYE
1Fエントランスの扉を開けると、大きな生花と対面する。どうやら季節ごとに展示を変えているとのこと。取材当時はクリスマス前だったため、赤と緑を基調とした展示がされていた。このちょっとした気遣い、、ここにもさりげない余裕を感じてしまった。