赤坂オフィス|リノベーション物件
EDIT
>>LOCATION
青山通りを赤坂方面へと進み、青山一丁目を過ぎたあたりから見えてくる赤坂御用地の緑。片側4車線の広い通りに面して視界も広く開け、天気のいい日には、開放的な緑と青空のコントラストが十分楽しめるだろう。
個性的な外観をしたとらや赤坂店と警察署の間を少し入った場所にあるこの建物。元々は築年数の古い渋い印象のビルであったが、今回大規模にリノベーションを施され、端正な外観へと生まれ変わった姿で迎え入れてくれた。
>>SPACE
「古い物を大切に」というイメージのもと、築年数45年程の建物を、外観・室内とほぼフルリニューアル。エントラス脇の1Fには、オーナー運営のギャラリーが入居しており、整った顔立ちがニクい。
今回の募集区画は、4Fから6Fまでの3フロア一括。淡いグレーのトーンで統一された共有部を抜けフロアへ足を踏み入れると、コンパクトかつシンプルな空間が待っていた。各フロアはホールや水周りも含んでそれぞれ15坪弱の面積となり、実際はかなり限定されたスペースと考えてほしい。それぞれ若干の形状の違いはあれど、モルタルで整えられた床、白く塗装された壁や天井、真新しい設備に照明レールなど、全てのフロアが準備万端。撮影時は生憎の雨天であったが、窓先からは赤坂御用地の緑も顔を覗かせ、爽やかな品の良さを感じた。
>>HOW TO USE
一見ラフな内装でありながらも、「丁寧に仕上げた」ことが伝わってくる空間。外観や共有部含め、美的感覚高めに仕上げられた設えは、ここから手軽なスタートを切るにはもってこいだろう。主張の激しい家具はあえておかず、グリーンをところどころに配置すれば、それだけで絵になるような空間が容易にイメージできる。大通りすぐではあるが不思議な静けさもあり、最上階は会議や打ち合わせスペースとして残して、残る2フロアを存分にクリエイティブに打ち込む場所として確保しておくのも悪くないだろう。
面積表記以上にコンパクトで、まとまったワークスペースの確保が難しい点はありつつも、赤坂方面・青山渋谷方面へのアクセスが良い立地ということを考えると、中継地としてのサブ的な拠点としても十分考えられるはずだ。
ミニマルかつ端正に整った環境で過ごすことが、日々の仕事を自然と丁寧にしてくれるだろう事を考えると、それは願ってもない移転の効果の一つと言えるのでははないだろうか。
EDITOR’S EYE
真新しいエレベーターに、設備も一新。気持ち良いスタートを切る場所としては申し分ない。少し足を伸ばせば赤坂もすぐとなるので、ランチは赤坂で終え帰り際にとらやで甘味を仕入れて午後の仕事へ向かう、そんな日々の過ごし方も悪くないだろう。