日本橋小伝馬町オフィス|リノベ空間
EDIT
日本橋地区の北側に位置する日本橋小伝馬町。秋葉原や神田、馬喰町から人形町方面などなど、どれも15分圏内に位置し、また、本気を出せば東京駅へも歩けてしまうなど、実は交通面でも利便性の良いこの立地。日本橋エリア一帯は、今でも昔ながらの街並みや活気ある様々なお店が多く残っており、いつもこのエリアに来るとその哀愁感に強く魅了されてしまう。そんな小伝馬町駅からほんの2〜3分ほどの場所にこの物件はある。
来年で三十路を迎える、平成元年生まれの建物。内外ともにベーシックなオフィスビルという感じの建物だが、先日7F部分がリノベーションによって新たな空間へ生まれ変わった。室内は30坪ほどの縦長の空間で、床・壁・天井と、段階的に異なるテイストでベーシックに仕上げられた中に、水回りを収めた特徴的な木箱がしっぽりと置かれている。木箱にポコポコと開けられた穴はどこかテトリスのピースのようで、その組み方を考えていると良い感じに朝の頭の体操になりそうだ。また、窓際にはその箱とテイストに合わせたステージのような場所もある。ここは特別仕様の社長席としても良いし、4名ほどの打ち合わせテーブルを置いても良いだろう。実は必要が無ければ取り外す事も容易にできる作りになっているようなので、利用方法に関してはお任せしたい。ちなみに個人的に興奮した点がもう一つある。それは窓面から望む風景。7Fなのでそれなりの眺望は期待していたが、この部屋の窓からは、このエリアでも特に有名な十思小学校跡に設立された十思スクエアという施設を眼下に望むことができる。その彫刻的な全体像を存分に望むことができるこの眺めは、自然や夜景などとはまた違った、この部屋ならではのクリエイティブな風景として強く印象に残るだろう。
シンプルながら、面白みのあるエッセンスが随所に施された空間。実はこの区画の反響次第では、今後別の区画もリノベーションを行う可能性があるという、言わば実験的な区画でもある。紹介する立場としてはだいぶプレッシャーな今回の募集だが、西側に比べると単価もリーズナブルで、アクセスも悪くなく、みんなに自慢したくなるようなデザイン性のある空間を手に入れられる。例えお探しのエリアは外れてしまっても、これはすぐに手を上げたい募集だろう。この区画の成功を機に、徐々に建物全体がリノベーションされ、いつの日かこのエリアでも有名となった時に、その先駆けとなったのがうちのオフィスだと鼻高々に自慢するのを夢見て、まずは一歩踏み出してみてはどうだろう。
EDITOR’S EYE
リノベーションはされていないが、同フロアに40坪ほどの別の部屋も現在空いている。もし当区画ではサイズが足りないという方も、再度こちらも含めて検討してみてほしい。ちなみに今回のリノベーションを担当した空間の設計士曰く、日頃当サイトを見て頂いていたオーナーさんから、設計に当たって「TOKYO WORKSPACEに載っているような空間に」という、とてもありがたい要望を頂いたとか。。