神泉オフィス・店舗｜元フランス雑貨輸入企業の居抜き

>>LOCATION
渋谷駅前の賑わいを抜け、東急本店を横目に神泉方面へ。円山町と松濤の丁度中間となるこの通りは、賑やかな雑多さと高級住宅街から来る品の良さのバランスも良く、さらには、街路樹の緑と道幅の広さも相まって気持ちのよい場所だ。今回の建物はそんな通り沿いにそびえ立つ1棟の建物。元フランス雑貨輸入企業の店舗兼事務所だったこの建物は、どこか可愛らしい雰囲気を残したまま次の借り手を待っていた。

>>SPACE
建物は1F〜5Fまで上下5層の1棟。外部からの直接動線のある1・2Fの店舗区画と、3Fから上の鉄骨剥き出しの天井を持つ整った形のシンプルな空間となる。3Fより上は、建物脇からエレベーターでのアクセスが可能なので、それぞれの空間の独立性もしっかりと保つこともできる。鉄骨むき出しのスケルトン仕様となるが、窓も多く明るい室内はどこか柔らかい印象を受けるだろう。窓からの景色においても通りに沿って開けており、このロケーションの希少性も感じる事が出来るはずだ。

>>HOW TO USE
現時点であれば丸々1棟を松濤で、という珍しいこのチャンス。各フロアの独立性を活かしながら、オフィス+αのイメージを膨らませてみて欲しい。ワークスペース、会議室など各フロアで用途を変えてみるのは勿論、一部にフリースペースやコワーキングスペースなどを設け、外部の協力スタッフへ開放すれば、より効率的で、さらにコミュニケーションを密にするような働き方もできるだろう。仕上げに貴重な1Fの路面区画を、店舗・ショールーム・caféなどで建物の顔として整えれば、1フロアのオフィスでは実現が難しい徹底した自社ブランディングを建物ごと行うこともできるだろう。もちろん、単一フロアでの賃貸も可能で、上層階での店舗利用も相談可能と、自由度の高さも魅力的。ターミナル駅からのアクセスの良さ・賑やかで爽やかな立地・空間のポテンシャルなど、この建物の全てをひっくるめ、丸ごと可愛がってもらいたい。

以前には立地を活かしたホテルやゲストハウスなどの検討もあったとのことなので、オフィス用途に限定せず柔軟に考えてもらいたい。利用用途・分割の賃貸も相談可能となり、この場所ありきで考えてみても、多くの人が訪れる場所になる可能性を十分に秘めているだろう。