EDIT
代官山を歩くときは大抵、青空と太陽がセットでついてくる。
そんな気持ちの良い散歩コースを思わせるのが代官山のイメージだ。代官山のメインショッピングストリートから少しはずれ、一層落ち着いた雰囲気を持った場所に不思議と合っているライトブラウンの洋館風の佇まい。上品な雰囲気は、お客様を招きたくなる。そんな外観だ。
この物件、以前はアパレルブランドがショールームを兼ねたオフィスとして使用していたという。そう考えれば1階のリビングルームはギャラリーのように使用するのもいい。広い空間なのでスタッフの執務スペースにしたいところだが、常に遊べる空間にしておきたい。取引先を呼んで定期的にパーティーができるスペースにしておく。戸建の良いところは、他テナントがいないために音や時間をあまり気にすることなく人を呼べるところ。社外の人とのコミュニケーションが中心にあるオフィス。戸建ならではの働き方かもしれない。
2階は4つの個室に分かれている。オフィスビルを間仕切ると窓がなく閉塞感のある部屋ができてしまうことも少なくないが、“家”であるこの物件は、どの部屋にも窓から風や光が入り、長時間のデスクワークも気分良くできそうな環境が整っている。
EDITOR’S EYE
お客様が「来たい!」と言ってくれるオフィスをつくろう。
戸建には既に人が集まる「アットホーム感」が備わっているので、あとは喜んでもらえる何かを施した空間の使い方を遊びたい。