白金オフィス・店舗|改装自由物件
EDIT
白金高輪駅徒歩2分。プラチナタワーと白金タワーのちょうど足下。白金と言えばプラチナ通り周辺の印象からどこかハイソサエティなイメージを持つ方も多いかもしれないが、少しエリアが変わると住宅や古くからの町工場が残っていたりと、ただ気取っただけではない親しみやすさを感じる街だ。今回の建物も以前は工場兼用の住宅として利用されていたのだろうか、手がかかるのは間違いないが、その分愛着を感じさせてくれる空間となるだろう。
建物は昭和31年築の可愛らしい三角屋根の1軒家。駅も近いため人通りも多く、向かいの公園の緑を眺める事も出来る明るく賑やかな立地となる。道路面に広く面したガラス戸を開けた先には土間スペース。掃き出しの戸を開け放てば、軒先をふらっと覗きたくなるような雰囲気が感じられる。土間脇にある階段を登った2Fには小分けにされた畳の部屋が3つ。更にはしごを使って登った三角屋根の小屋裏部分には木の質感溢れる秘密基地の様なアソビの空間が。実際に利用できる面積としては少々物足りないかもしれないが、この物件の大きな特徴でもある『改装自由』という点を活かし、空間丸ごと楽しんでもらいたい。
どうせならこの建物のキャラクターを活かしつつ、周囲も巻き込み新しい溜まり場として賑やかな場所に仕上げてもらいたい。1Fは土間を活かした店舗用途や、訪れる方がアプローチしやすいサロン兼ショールームなど、思いのままに仕上げる事が可能。現状のつり下げられた蛍光灯やレトロなブレーカー、いい具合にヨレた床も愛くるしいのだが、少し手を施してあげれば一層輝く空間となるだろう。2Fは事務所として仕切りの壁を撤去しつつ天井と小屋裏の床を外せば、三角屋根を見上げる開放的なワークスペースが出来上がる。好きなモノと人に囲まれて、好きなコトを遠慮なく実現できるこの空間で、仕事もそれ以外もひっくるめた公私混同の時間を楽しんでもらいたい。
EDITOR’S EYE
立地が良いだけあって、小屋裏の面積を含めないと単価は少々重め。とは言え既に手を上げようかという企業もいる様なのでリミットは短い。少しでもご興味を頂ける方は、早めのご見学をお願いしたい。