EDIT
住みたい街ランキングでは必ず上位に入るのが東横線沿線の街。代官山、中目黒と並んで人気なのが、この自由が丘である。その理由は街の持つ雰囲気。駅から数分のところに緑道や公園があり、雑貨店やカフェ、レストランなど気品のある店が街の持つ長閑な環境にマッチしている。緑が多いことで、やわらかい独特の雰囲気があり女性に人気の街だ。
この物件の地下は、自由が丘に住んでいる人にはお馴染みというカジュアルイタリアンレストランが入居。外観はまるでデザイナーズビルのようで、ビルの持つ雰囲気に合わせて働くスタイルすら変わってしまいそうな印象だ。
階段を上ってエントランスを入る。室内のあらゆるものが角のない丸型や流線型であることに驚く。入ってすぐ脇にある畳や階段の手すり、個室のドア部分や天井。特殊なホールにいるみたいで面白い。戸建というよりはデザイナーズオフィスである。
スタッフの執務スペースは19畳のダイニングルーム。オープンキッチンをそのまま活かして、定期的にスタッフ全員の為にランチを作る当番が回ってくるとか。スタッフ同士一緒にランチに行くのはいままでのやり方。これからはオフィス内でランチコミュニケーションをつくってみる。「してあげる」「してもらう」その行為のやり取りで、コミュニケーションはより深いものになりそうだ。オフィスにスタッフのコミュニケーションの活性化を求めるなら、こんな物件で新しい取り組みをしてみたい。
EDITOR’S EYE
オフィス街では手に入らないデザイナーズ物件といった印象。今までとは違った働き方を求めるなら、物件選びから趣向を変えよう。アットホームに、それでいてセンシティブに。この物件なら実現しそうだ。