神宮前オフィス | バルコニー付き居抜き空間
EDIT
神宮前3丁目交差点から千駄ヶ谷、原宿方面に広がる神宮前2丁目エリア。原宿の若さや表参道の華やかさとも違う良い意味のラフさがある街並だ。そんな神宮前3丁目交差点からすぐの立地に、至ってスタンダードなオフィスながらも、肩の力を抜いたようなバランスの良い物件をみつけた。
前面のファサードが特徴的なオフィスビル。吹き付けで仕上げた外装はいい感じに渋く年月を感じさせ、水平ラインのルーバーや窓と垂直ラインの外壁との調和もなかなかなバランスだと感じる。募集フロアはB1F、2F、4F、5F。今回はメインで4、5Fをご紹介させて頂きたい。各フロアへは専用のエレベーターでのアクセス。降りると明るいシンプルなエントランスが現れる。5Fフロアは居抜きの状態となっており濃い色のタイルカーペットと、造作された建具の質感が重厚感を醸し出す。トーンが好みから逸れるようであれば、建具、面材等を張り替えるなどのアレンジによりピントを合わせて頂く事をお勧めする。おそらく以前は役員等の部屋として使われていただろう個室は2つと、キャビネットで視線を遮る事が出来るフリースペースというレイアウトは使い勝手も色々と想像ができるだろう。4Fフロアは逆にワンルームの広々とした大空間。程よい長方形にレイアウトされた空間は面積を上回る広さを感じさせてくれるだろう。
居抜きとして個別に区切られた5Fフロアは執務スペースメインの利用で考えるとデメリットとなってしまうかもしれないが、サブオフィスとしての利用や、10人未満の部署での個別利用なども考える事が出来る。メインオフィスとしての場合は、4Fフロアのワンルームの空間を好みに合わせて変えていくと良いだろう。天井を上げ3m近い天井高を確保しつつ、真新しいインテリアではなく渋めの質感でセレクトすればこの神宮前2丁目アドレスによりマッチした雰囲気のオフィスに仕上る。思い切って4F、5Fの2フロア一括での検討も視野に入るようであれば、初期コストを抑えつつ、すぐにでも業務を開始できる至れり尽くせりの組み合せだ。
スタンダードでありながらも、そのポテンシャルは高いと感じる。うまく引き出す事が出来ればより企業の魅力を高めてくれるオフィスになるのではないだろうか。上品でありながらもどこかラフな洗いざらしで仕上げられた様なこのエリアの持つ空気を存分に感じながら目一杯働くのも悪くないだろう。
EDITOR’S EYE
フロアのエントランスはルーバー部分の内側となり、オフィスエントランスには珍しい観音開きの窓を開ければ、通りからの心地よい風が抜ける。来客時にはもてなしを感じる悪くない歓迎だと思う。