EDIT
中目黒は住宅地をかかえ、閑静な印象ながらも独特の街のにぎわいをつくっている。住みたい街ランキングでも常に上位に入る名高い街だ。東横線のホームからも見える目黒川は、春になるとソメイヨシノが一面を桜色に染め上げ、秋にはさんまが振る舞われる。四季をありのままに感じられるそんな目黒川沿いをゆっくりと、西郷山公園へ。公園に近いこの一帯はいわゆる高級住宅街、無駄な音のない落ち着いた雰囲気が心地良い。
点在するアパレルショップやカフェなどの飲食店に寄りたくなる誘惑を抑えてオフィスに向かう…普通ならそうなるかもしれないが、せっかくこんな場所で働くなら寄り道を奨励したい。フレックスタイムで働けば、時間の使い方は自分次第。夜型の人間になるのではなく、敢えて朝を自分の時間にしてみる。朝早めに起きてオフィスまでの通勤時間を有意義に過ごす。そんな余裕から、新しいアイデアが頭の隅からどんどん溜まっていきそうだ。
間取り、設備ともに戸建であることには変わりないが、とことん“家”の雰囲気を出していないのがこの物件の特徴。入口のブロック塀とガラスの壁が戸建感をなくし、2階のリビングダイニングに一部施されている吹き抜けも一般的な住空間にはあまりないものだろう。中目黒という場所だからこそ、しっくりくる存在感だ。
EDITOR’S EYE
働くスタッフの感性を尊重し合う働き方が実現できそうな物件。街が持っている感性をキャッチできる働き方を追求してみたい。感性を持ち寄るオフィスは、スタッフ其々が良いと思ったものでつくりあげる。愛着のある居心地の良い空間になりそうだ。