市ヶ谷と四ッ谷を繋ぐ外堀通り沿いに位置するこの建物は、数年前に新築で誕生したまだまだルーキー的な存在。この建物の建つ立地は、中央総武線をはじめとする5線が使いこなせる利便性があり、トレンドには揺るがない強さを持ち合わせていた。

年月を経て趣を積み重ねる周辺の建物とは毛並みは違えど、オフィスの窓先に広がる外濠公園のグランドが生み出す圧倒的な抜け感をガラス一面の開口部というイマドキのその若さを武器に、他のどの建物よりも満喫できる仕様となっている。
今回募集を開始したこの区画は、そういった立地、建物的な魅力を更に際立たせる、グレード感の高い居抜きオフィス。
ほんの数年前に作られたこの空間は、実力ある設計者によってつくられ、「商店建築」にも掲載された実績をもつ折紙付きのクオリティ。未だ初々しさを備えつつも、立地、ロケーション、洗練された空間と、隙が見当たらない完成度には敬意を払えるレベルだ。
空間は、前面にグランドを望むビューの他に、空間中央部に大きな吹き抜けを有し、その裏には水回り、脇にはちょっとした休息もとれるカウンターが備わっている。当然、ゆったりと8名が収容できる打ち合せスペースも完備。あとは、社長室や、小ぶりの部署の隔離したスペースとして使える個室が別に２つに、ふんだんに設けられた扉付き壁面収納と至れり尽くせりの状態だ。
PC等の設備に関しては対象外となるが、現在設置されているデスク等の什器も応相談で提供可能とのことなので、移転自体は気軽でありながら完璧なスタートを切れることだろう。
通常、スタンダードなオフィスからこのレベルまで仕上げるには、いわずとも数ヶ月の時間と労力、更には相当な経済力を要することはご理解いただけるだろう。もちろん退去時の原状回復義務は負うものとなるが、軽やかなスタートと、インパクトあるパフォーマンスを発揮するにはこれ以上はない空間だと考える。
当然ながら、またとないこのチャンス。応募期間限定であるこの空間を、是非我がものにしていただきたい。

現在の入居者の話では、組織再編等の諸事情により予定外の移転が突発的に生じた為、原状回復するのには惜しいこの空間を、そのまま引き継いでくれる方を探しているという。つまりは、原状回復開始のリミットまでの期間限定の募集となる。異なるエリアにて探していた企業にとっても、十分検討に値するこの物件を、是非一度検討の土俵にあげてみて頂きたい。