EDIT
西麻布の閑静な住宅街にあるこの建物。その静けさにvividな彩りを加えてくれる空間が、そこにはあった。表参道・乃木坂・六本木駅からも、さほど変わらぬ距離でアクセスが可能なこの立地。つまりは仕事おわりにどこで過ごすかも、選択の幅が大きく広がる訳だ。ランチは、その中でも近い表参道の骨董通りへ足をのばすのがおすすめかもしれない。夜は、雰囲気のあるお店の多い西麻布を庭とするのもいいだろう。ここでの働く生活は、常に色々なエリアを使い分ける選択のバリエーションがあるだろう。
今回募集しているこの一室は、少し特別だ。なぜなら建物のエントランスを通らずに、正面にある外階段から直接この部屋にエントリーできるのだ。客人を招くにも家具や機材を搬入するのにも、利便性は抜群である。中に入りリビングの扉をあけると、L字形に広々とした空間が広がっている。その壁のひとつにはVividカラーの間接照明がくみ込まれていて、それが扉のカラフルな色合いと相まってムードを演出してくれている。そしてこの物件はメゾネットとなっており、階段の上方にある正方形の窓からは、空が少しだけ顔をのぞかせている。その階段をのぼると真っ先に飛び込んでくるのが、かわいらしいカラフルな扉たち。はじめて訪れた人は、その扉の向こうにどんな空間が広がっているのかとワクワクしてしまうだろう。この階の各部屋もまた魅力的で、それぞれ色ごとに内装イメージが分かれている。ドレッサーと収納棚が備え付けてあるみどりの部屋、ウォークインクローゼットのオレンジの部屋、間接照明の効いたピンクの部屋。シンプルな印象の水色の部屋。現状では、賑やかとも言えるこのカラーバリエーションも、自分の働くイメージに合わないと思うのであれば、全てリセットしてみるのもいいだろう。こちらの建物、契約期間が短期であり、建物の再開発の計画もあるとのこと。それであれば、原状回復に臆する事なく、相場より格段に安いこの空間を自分色にアレンジして、期間限定の恩地を十分に味わってみるのもこの物件の醍醐味かもしれない。賃料予算で考えていた空間より大分大きめの空間を手に入れて、建物利用のカウントダウンと共に、愛着が深まる空間との付き合い方を考えてみていただきたい。
EDITOR’S EYE
このままの空間での使い方を考える時、何色の部屋をどんな部屋に割り当ていつ誰が利用するのか、スケジュール管理と連動させるなんていう活用の仕方もありかもしれない。あちこちの部屋にバルコニーが設置されているので、いい季節の時は、窓を開け放しつつ、気晴らしにバルコニーに出て外を眺めてみるなんて事もいいだろう。