渋谷のBUNKAMURAすぐ裏手。松濤郵便局前の交差点のそばに位置し、渋谷の騒々しさから離れた松濤の入り口に3層一括募集のこの建物がある。

門構えは一見巨大な邸宅のようだが、その外観はコンクリートの打ち放しと、曲面のガラスが印象的で、ずっと使われていた用途のとおり、正にギャラリーのような造りになっている。

オーナーが最上階に住んでいるということもあるので、エントランスは２つに別れている。この空間をお借りいただいた方は、道路から直接の動線がとれている元ギャラリー側をご利用いただくことになる。
元ギャラリー側のエントランスは、ゆったりとしたスペースがあり、オーナーと共有する地下へ降りるメインエントランスへの動線と、2階に直接アプローチができる階段とが分かれている。上手く活用することで従業員や来客、荷物の搬入など用途により出入り口を分けることができるのはうれしい。
地下は壁と天井がグレー１色でスタジオのようだが、大きなドライエリアがあるため簡単な仕様の変更で十分気持ちのよいオフィスにもなり得るだろう。1階は深みのある小片のフローリングと真っ白な壁のコントラストがきいてナチュラルすぎず訪問者をまず受け入れるスペースとしては十分なパフォーマンスを発揮しそうだ。そのまま打ち合せスペースとして利用したり、ラウンジ的にインテリアでカッコよく仕上げるのもいいだろう。そのまま階段を上がるとトップライトのある白基調のコンフォートな空間となっている。
1階、2階には所々丸い柱があるためデスクレイアウトは多少の工夫が必要であったり、原則非賃貸エリアの2階一部の住居区画は複数の部屋に分かれているが、壁の撤去などの改装することでアレンジが可能である。
借りる時は、地下を切り離す、住居区画を切り離す等、ある程度フレキシブルに対応してくれそうなので、社内で相談しつつ希望する働き方をイメージしつつ見学してみていただきたい。

渋谷から徒歩数分。駅近なのに街の喧噪から一気に切り離されるポジションにこの建物はある。渋谷駅から近く、閑静な環境。住所は松濤ということもあり、イメージも、実際の雰囲気もお墨付きの物件だ。
空間自体は色々組み合わせや工夫が必要な部分もあるが、アレンジ次第で人を魅了するオフィスになることは間違いない。