南青山、外苑西通りが走るちょうど中心のあたりに、同じシリーズの人気ヴィンテージマンションが３棟並んで建っている。三棟全てデザインは異なるが、テイストは同じ、まるで３兄弟のように見えてくる。

今回は向かって一番右側の次男坊の募集で、もともとマンションだった事を忘れてしまうほどオフィスらしいリノベーションの仕上がりになっている。キッチンを伴う約２０帖のLDKは、キッチンや水回りは隠せるようになっているため、生活感が出る事はない。また、壁の一面が全て収納になっているため、オフィスとして整理整頓もしやすい。このLDK部分に加えて、廊下を隔ててもう一部屋個室があるため、SOHOとして利用した場合、仕事と居室空間を完全に分ける事ができる。または、その個室をストックルームとして利用し、オフィス部分を広く使う事もできる。メインとは完全に離れたサブの部屋がひとつあるというのは何かと使い勝手が良いだろう。

同じ物件や隣の物件でいくつか空室がでているが、みなそれぞれ違った個性の内装になっている。この物件はオフィスで利用したときの事を考えられて作られているので、物件には手を加えず、割とそのままで入居したい人向けの物件でもある。ぜひ他とも比較をしていただきたい。

ヴィンテージマンションをオフィスにする事が定番になってきているが、洒落た飲食店などの入居も最近増えている。この物件の１階にも雰囲気のよい隠れ家的ワインバーがあり。ワイン好きの人なら、このバーでの仕事終わりの１杯をモチベーションに働いてみたらどうだろうか。