EDIT
西麻布の交差点を広尾方面へ、いく途中、まだ交差点がよく見えるあたりに、目に付く三角屋根のビルがある。三角の中に三角があるユニークなデザインだ。エッジがたっているとはいったものの、大変上品な雰囲気を纏ったビルである。
なぜかといえば、このビルの地下には、レストランキャンティがある。キャンティは1960年にできた当時めずらしかったイタリアンレストラン。ヨーロッパのサロンさながら、政財界・芸能界・ファッション界など時代の先端をいく有名人が訪れ、交流を深めては時代のエッジを築いていった。
実際、そのキャンティは閉店し、今このビルの下にある店は、後に移ってきたものであるが、キャンティに対する憧れや店の息づかいは、確実に今も生きている。時代からちょっとだけ飛び出して、とがった部分をさらに研ぎ澄ます。そんな文化人の集まったレストラン。その感性は、仕事において忘れてはならないものかもしれない。
今回募集するフロアは、ビルの中で最も好立地の1階部分。夜の話ばかりになったが、日中は広尾マダムが子供を連れて行き交う、品のある街である。飲食は不可ということで、ショールームやスクールとしての利用もむいていそうだ。
EDITOR’S EYE
しつこくなるが、「西麻布のキャンティの上」といえばわかりやすくアクセスの説明ができる。広尾方面のこの界隈は、昼も夜も交通量は多いが、ハイソな雰囲気が漂い、落ち着いて仕事に取り組めそうな場所ある。