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青山通り、外苑前駅と青山一丁目駅のちょうど中間。銀杏並木の入り口と道路を挟んで反対側。大通りから住宅街に入ると、カフェやレストランの看板が目立つ。12時を過ぎると、ランチを楽しむビジネスマンやOLが多く歩いている。
大通りを曲がっておしゃべりに夢中になる間もなく、白くてまるい、地中海風の建物が目に入る。明るくて、質の良さそうな建物だ。建物のまわりの鉢植えがほっとさせる。小さなたて看板を見ると1階はオーガニック野菜を使ったレストランだ。今回はその2階部分の募集である。
今時の青山のランチの主流は、体にやさしいこと。素材がいいこと。エコロジカルであること。であるらしい。これはオフィス選びにも共通する事かもしれない。
この物件の特徴である、まるい壁。丸さは安心感とユーモアを与える。上部はトップライトになっていて、自然の光をとりいれられる。蛍光灯の下よりはずっと健康的に仕事が進みそうだ。
しかもこの建物は1983年築。30年経っても本当に良いデザインというのは人々から愛されるのだと言う事をこの建物は教えてくれる。オフィスというよりは、週末に郊外の自宅で仕事をする感覚に近い。そのくらい落ち着く環境なのだ。しかし、ロケーションは南青山。エリアも物件の雰囲気もどちらも譲れない人向けの物件である。
EDITOR’S EYE
SOHOも可能であり、住環境としても申し分ない。内装は至ってスタンダードな作りであるため、家具はどんなものでも似合いそうだが、個人的には籐の様にナチュラルな素材のものを置いてみたいところである。