EDIT
骨董通りを六本木通り方向に進む。おしゃれなショップや、高級ブランドショップを通り過ぎ、六本木通りと交わる少し手前にこの建物はある。
数年前までは、トップブランドがこの通り沿いへの出店を競うように行っていたが、ここ数年は落ち着いている。点在する空き物件、以前の名残りのように存在するショップが、以前の賑わいを思い出させてくれる。
この物件は、骨董通りの中でも、終点に近いところに位置するため、1Fと2Fのメゾネットタイプにかかわらず、以前に比べると非常にリーズナブルな金額設定になっていた。
だが、改めて骨董通りを考えてみると、まだまだ良い建物、これから再開発が行われるだろう場所が目につく。定着したストリートの良いイメージに加え、おしゃれなショップもまだ点在している。そんな要素を考えると、再びこの通りが活気に満ちあふれ、勢いを増す時期が来る事も容易に想像できる。この場所はまだまだ育つ場所。良質な空間をリーズナブルに借り、その機会を会社の成長と共に楽しみに待つのも悪くないのではないか。1F部分はセンスよく仕上げられた空間。スポットライトを設置すれば、直ぐにでもギャラリーとして機能しそうなポテンシャルも感じる。2Fの空間の床と天井に手を加えれば、ぐっと良くなるだろう。骨董通りが改めて脚光を浴びた時のワンピースになることを思って、通勤や、移動のときに感じる通りの変化を楽しみながら働くというのもいいかもしれない。
EDITOR’S EYE
骨董通りには、道沿いにコインパーキングが設置されている。この建物の近くや、通りの向かい側にもある。車でのアクセスも良いこの立地を評価して、車での来客などが多い企業も是非検討してみてほしい。