EDIT
2008年に誕生したこのビルは、デザイン的にはシンプルなオフィスビルに見えるが、見えないところでのこだわりが、今の時代背景をとことん反映している。
「環境配慮の自然循環型オフィスビル」そのコンセプトにふさわしい、仕様として多くの仕掛けが組み込まれている。
OAフロア、電気ケーブルは解体時にリサイクル可能な商品を採用
ソーラーシステムを装備
都市温暖化に配慮して、屋上緑化を推進
その他にも、雨水の再利用システムや、外部からの採光によって、照度を調整する照明システムなど、細かい配慮に事欠かない。
見た目は、決して個性的までとはいかないが、内部のこだわりにはその個性が現れている建物。
能ある鷹は爪隠すではないが、入居者にとっても、外見からは判断しにくい優しさを秘めている建物である。
EDITOR’S EYE
あまり飛びきりな事は必要ない。
でもせっかくの移転だからという方にはうってつけの建物である。地球に優しく、入居者にも優しい。そんな建物は、あるようでなかなかあるものでもない。
環境への配慮。このキーワードを理解して入居いただけると、会社のキモチもそれを意識するだろう。
このオフィスは、空間を通じて、地球ともうまく付き合っていけそうな気がする。