北青山オフィス |個性的デザインビル
EDIT
>>LOCATION
表参道駅のB2出口を出て、そのまま青山通りを背にして原宿方向に道を進むことわずか2分ほど。閑静な街並みの一角にこの建物は見えてくる。そこまでの道のりの間には、人気のベーカリーやショップ、カフェなどが並んでいて、朝少し寄り道をしながらの出勤なんていうのもイメージできる。また、コンビニなども近くにあるため、雰囲気が良い上に何かと便利な立地にこの建物はあった。
>>SPACE
まるで水面のように湾曲するガラス面が印象的な、この爽やか系の建物。道路面からセットバックしている分、よりその存在感を強く感じさせられるのかもしれない。外観のデザインとは対照的に、その内部は至ってノーマルなオフィス仕様。縦長の広いワンルーム空間で、Pタイル床に蛍光灯の付いた天井。その天井も特別高いわけではなく、これを“デザイン性の高い空間”と言うにはちょっと無理があるが、その素地は良く感じる。特徴的な湾曲する窓面はもちろんだが、実は奥側にも大きな開口が開いていて、視線の抜け感や日当たりもいいために変な窮屈感も感じない。間取りも使い勝手良さそうな作りで、外には大きくはないがバルコニーも付いている。今はノーマルに装っているものの、隠しきれずに滲み出ている空間のポテンシャルはなかなか高い物件だ。
>>HOW TO USE
店舗でも十分需要のある物件だが、今回はオーナーの意向でオフィス利用のみでの募集となる。正直、オフィスとしては決してリーズナブルとは言えない条件ではあるものの、内装のアレンジ次第ではそのコスパ以上の空間を手に入れられるんじゃないだろうか。きっとそれほど作りこまなくてもいい。ベタに床はモルタルやフローリング、天井は剥がしてスケルトン仕様だけでも、十分レベルの高い空間となるだろう。デザインやレイアウトはそれぞれだが、なるべく建物の爽やかな印象を引き継いで、その内部も清潔感のある明るい空間をテーマにすると良いと思う。そうすれば、室内の雰囲気も変わり、そこで働くスタッフもより自然と気持ちよく働けるような空間となるはずだ。表参道駅からも近く、建物の顔もいい。そして室内も整えば、無敵の三拍子が揃ったより良い物件となることは間違いないだろう。あとは、入居者がいかに “らしく“働けるかだ!
EDITOR’S EYE
建物の裏側には、ウエディングなどで人気のセントグレース大聖堂が隣接しているため、奥側の窓先にも望むことができる。一見ロマンチックにも感じるが、ウエディングの際は少なからず音や光が漏れるようなので、その点だけ少しご注意してほしい。