神宮前オフィス・店舗 | アパレル居抜き空間
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神宮前3丁目と2丁目の境界線。明治通りとキラー通りを最短距離で結ぶこの通りはUNITED ALLOWSの旗艦店をはじめとするアパレルやインテリアショップが軒を連ねる感度の高いストリートだ。原宿駅からのアクセスを考えると、キラー通りに出る少し手前、背の高いRC造が立ち並ぶなかにぽつんと可愛らしい建物がある。その白い外観の木造建築の2F部分が、今回の募集区画だ。
路面区画の1Fにはレザーシューズショップと、欧州ブランドを取り扱うセレクトショップ。その合間を縫って階段を上ると、柔らかな光を落とす屋根の下、ウッドデッキの踊り場を囲むように左右正面に3つの扉が現れる。あいにく入居中のため室内の写真はないが、ガラス越しに覗いてみるとなかなか魅力的な雰囲気が感じられた。無垢のフローリングが敷かれた白を基調とした空間は、基本的に現状のまま引き渡されるらしい。そのままでも十分に味のある空間は、内装に関してはクリーニング程度でコストを抑え、統一感のある家具やインテリアを揃えて空間の魅力を引き立ててみてはどうだろうか。通りに面した窓面はアパレル企業にとっては嬉しいアイテムのはず。窓先を自社のブランドで彩って、通りを行き交う人々の視線を集めるような魅力的な空間に仕上げて頂ければと思う。
竣工は1980年。重ねた時間が味となり、より魅力的な雰囲気をたたえるのは木造建築ならではかもしれない。背の低い小さな可愛らしい建物に収まるこの空間で企業として研鑽の年を重ね、一回り大きく成長してみてはどうだろう。
EDITOR’S EYE
年季の入った木造建築のため、あいにく飲食店やヘアサロンはNGで、内装工事には一部制限があるとのこと。建物が重ねてきた時間に敬意を払いつつ、うまく付き合って頂ければと思うが、詳細についてはお問い合わせ頂きたい。