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広尾駅を降りて外苑西通りを六本木方面へ。国際色豊かな広尾だが、この物件はスイス大使館、ノルウェー大使館、中国大使館と大使館に囲まれた独特の雰囲気を持つ場所にある。そんな場所だけに、働く環境を落ち着かせるにはぴったりの物件だ。
広尾駅を通る日比谷線は中目黒で東横線が乗り入れ、六本木や銀座へもアクセスが良く意外と便利だ。駅から徒歩5分という立地も魅力のひとつだろう。
国際色豊かな街にあるからこそなのか、どこかアメリカ西海岸を彷彿させる建物。その訳はエントランス脇のウッドデッキのテラスだ。海から上がってきたサーフボードをそのままテラスへ、なんて映像が浮かびそうなのだ。そうやって考えれば、実際にウッドデッキはそんなに広くないので、既存の玄関は別にテラス側からの入口をつくっても面白いかもしれない。
テラスからの入口はお客様を通すメインエントランス。既存の玄関はスタッフ専用の裏口に。テラスから入るリビングルームは本棚でうまく空間を仕切って打ち合わせスペースとスタッフの執務スペースをつくる。お客様が常に出入りする空間が一緒なら、オフィススペースの整理整頓や管理など秩序が保たれて、程良い緊張感がスタッフにも良い影響を与えるかもしれない。
2階は全部で5部屋。これくらい分かれていれば、部署ごとや業務ごとに完全に空間が分けられて間仕切りを作り上げる手間は要らない。戸建には特有のアットホーム感が既に用意されている。部屋分けをしてもスタッフのコミュニケーションには影響ないだろう。あとは働き方をどうするかというアイデア次第だ。
EDITOR’S EYE
オフィスという働く環境をつくる過程にアイデアを活かしたい人に、戸建はおすすめ。家というイメージしかないところから、多くのことを想定してオフィスに変えていく。実際に働く前から楽しめてしまう、そんな感覚だ。