広尾オフィス | 最上階大型バルコニー付き空間
EDIT
>>LOCATION
広尾駅から数分ほどにある、天現寺橋の交差点。外苑西通りと明治通りという、2つの大通りが交わる大きく開けた場所で、いつもそこの鉄橋を渡るたびに、広く広がった空を見上げてしまう、個人的にはお気に入りの場所だ。街路樹には桜の木も混じり、春にはピンク色の色気ある街並みへと移り変わるのも魅力的でもある。そんな春も待ち遠しくなる交差点を見下ろすように、角地に高くそびえ立つコンクリートの塔。少し彫刻的な形をしたその建物の中に、この特別な空間があった。
>>SPACE
この建物の最上階9F。最上階というワードだけでも、入る前からなんとなく良い予感はしていたが、そこに現れた空間はその期待を上回っていった。
エレベーターからダイレクトインすると、思わずニヤけてしまうような気持ちのいい空間に出会える。窓から燦々と光の射し込む、明るくて健やかさが充満しているような空間。9Fということもあり、窓先に広がる景色もスカッと抜けていて、向かいの広尾病院との間に流れる渋谷川沿いは、春ともなれば一面がピンク色に染まるだろう。
そして、外には大型のルーフバルコニーが付属しているのだが、そこもとても気持ちがいい場所。多くの陽がその場を照らし、風もスーッと抜けていき、そのまま室内に戻れなくなってしまいそうな、居心地が良すぎるスペースだ。
部屋自体はそれほど大きなわけではないのに、面積以上に広々と感じられる。それはこの明るさや、抜け感、バルコニーの影響も大きいが、今どきなスケルトン天井仕様で、天井高も2.8Mほどあるのも大きな要因になっているだろう。環境、ポジション、空間を兼ね備えた、とても特別な空間だった。
>>HOW TO USE
こんな空間を手に入れたら、もうオフィスから出たくなってしまいそうだ。日中は好きなだけ陽を浴びて、温かみある空間で、ゆっくりとクリエイティブな仕事に向き合う。眼下に広がる木々の変化や、天候の移ろいなども、この空間ではいいエッセンスで、特に夕方のサンセットは、きっとお気に入りの時間となるだろう。春先など暖かくなる時期からは、積極的に外のバルコニーに出ての仕事も良いと思う。大きなテーブルを置いて、上にはタープを張り、半屋内のようなワークスペースを作れば、1番の人気スポットに。日中はコーヒー片手に、夜は仕事終わりの一杯をみんなで談笑しながら、1日の終わりまでしっかり楽しむ。毎年桜のシーズンには、友人などを招いてお花見なんてのもいいだろう。そうやって社内の恒例行事として続けていくことで、1年1年を大切に過ごせ、いつまでもこの空間と共に歩んでいけそうだ。
働く場所という目線で見ると、広尾は決して便利な立地とは言えないかもしれないが、この空間なら日々通う価値はアリ。むしろあまりに居心地がよすぎて、一度入ったら抜け出せない様なオフィスになりそうだ。
EDITOR’S EYE
建物内の他の区画の募集はこれまで見たことはあったが、この区画が募集されたのは初めてみる。以前のテナントもかなり長くの間使用していたと言うから、それだけ居心地が良かったのだろうと納得してしまう。